ベスト脱毛器を口コミや効果から真面目に考察してみた。

ここまで脱毛器のいろいろな機種を追ってきたが、実はもう2機種目でほぼ俺の結論は決まっていた。
それは「ケノン」。旧型機の「イーモリジュ」では悪い口コミもかなり多く、効果が薄いとも言われがちだったが、ケノンになってそういった口コミがほとんど見られなくなっている。もちろんネットではステマが多く信用ならないサクラの口コミも多いが、それでも悪い噂を隠すのはムリ。ということは、いい口コミをたくさん当たるよりも、悪い口コミをどれだけ探せるかがこういった商品の質を見極める重要なポイントなのだ。
その点合格だったのが「ケノン」と「モーパプロ」。だがその2つを比べた場合、機能面とコスト面で完勝したのがケノンというわけだ。
んで早速一昨日、ケノンの情報をファイルにまとめて「エステよかこっちのが安いし便利だ」と彼女に渡してみたわけだが……。結果がどうだったかというと、予想外の酷い事態に陥ることになってしまった。
その時あいつの言った一言ときたら……

「やった!ありがとう!」

これだけ。これ、どういうことかわかる?
そう。もう完全に俺が買うという流れじゃねーか!ありがとうじゃねーよ!おまえ、自分で何とかするためにバイト増やすんじゃなかったのかよ!と言ってみたがしかし、もうあいつは聞く耳持ってない。「やっぱエステはやめとくわぁ~」って猫なで声。どこから声出してんだってレベル。
俺としてもガッツリ何日も掛けて調べ廻ったせいで脱毛器に変に興味がわいてしまい、俺の判断が正しかったのか結果が見たくてしかたなくなってしまった。家電の魔力、やはりヤバイ。
そんなわけで、なぜか俺がバイト時間を増やすという結果に。くそ……。なんか本末転倒じゃねぇか、コレ。こうなったら俺もひげとかで使い倒してやろうかと、注文し終えた今さらながら検討中だ。

光脱毛器リサーチ トリア・パーソナルレーザー(トリア)編

脱毛方式:レーザー脱毛
脱毛可能部位:腋・背中・腕・指・腹・Vライン・脚・ヒゲ
照射面積:円形。直径1cm
本体充電回数:500回。90,000発
カートリッジ値段:本体内蔵バッテリ。本体ごと交換で19,500円
1ショットコスト:1.53円交換後 0.21円
照射レベル調整:5段階
連射機能:なし
痛みレベル:大
肌への負担:大
持ち手の重さ:700g

最後はこの機種。なんとレーザー脱毛器だ。家庭用として使えるように出力を落としたレーザーを使っている。だがそれでもレーザー。効果は高いようだ。その分照射したときの痛みが強く、IO部分への照射は禁じられている。悪い点としてはもう一つ、照射面積が円形でしかも小さいという点が挙げられる。痛い上に回数こなさなきゃならないのは、なかなかキビシイ。打ち漏らしも多くなるだろう。
またカートリッジではなく、充電がいかれたら本体交換というシステムが他とは違う。コスト的には少々高く付くかもしれない。また本体に充電器が内蔵されているため、重さがヤバイ。700gってけっこうあるぞ。1回の充電で300回照射可能らしいが、700g持って300回はちょっとした筋トレだろう。家電フェチとしては家庭用レーザーってとこに興味惹かれまくりだけどな。では口コミに移る。
いい意見『すぐ届きました!届いたその日に使用!重さや大きさは気になりませんでした。腕~指先とVIOに挑戦!腕はレベル5でも全く痛くない。VIOは痛いです…毛の面積も小さくしたかったので、初めにレベル5で上の方を打ってみたら思わず声が(汗)レベル3が限界でした。色素沈着している部分は怖いのでレベル2で。何日か経ったら結果を付け足します!追記 (2011年12月03日)11日後にレベル5で打ったビキニラインの毛を引っ張ったら抜けました!でもレベル2と3の部分はダメですね。腕の毛も細いからか抜けません。』
悪い意見『購入して随分たちますが効果は・・・・ほぼゼロです。いちばん悩んでいた足のヒザ下はもちろん、薄めのモモや腕の毛にも効果なし。それでももしかしたらと思い使い続けています。春までにはなんとか効果がでればいいのですが・・・・ほぼあきらめの境地痛みについては、そり残しがあったり毛が濃ところ、長年の自己流ムダ毛処理にともなう肌の色素沈着のあるところなどは、涙が出るくらい痛いです。それ以外のところは我慢できるかな。』
強さを落としてVIOへチャレンジしている猛者もいるんだな。うまくいけば照射面積が狭い分、細かいところの脱毛にはいいかもしれない。ただ痛みはそうとうあるようで、人によっては麻酔効果のあるクリームを塗ってから照射しているという話も見かけた。

光脱毛器リサーチ モーパプロ(moopaPRO)編

脱毛方式:フラッシュ脱毛
脱毛可能部位:腋・背中・腕・指・腹・Vライン・脚・ヒゲ
照射面積:2.1cm×3.1cm
カートリッジ照射回数:8,000発
カートリッジ値段:6,300円
1ショットコスト:0.78円
チャージ秒数:約2.5秒~3.5秒
照射レベル調整:8段階
連射機能:なし
痛みレベル:軽
肌への負担:軽
持ち手の重さ:130g

美容大国韓国製品。照射範囲やチャージ秒数は合格だな。1ショットコストはケノンにはだいぶ劣るがそれでも悪くないレベル。このモーパプロ、特徴は付け替えのカートリッジに「バストアップ用」だとか、アクネ菌を退治するらしい「スキンケア用」だとか、色んなオプションがあること。ニキビで悩んでいる人にはありがたい一石二鳥の機能だ。バストアップが光らせて本当にバストアップするかはよくわからん。肌を活性化させて貼りを良くする……的なことなのかな。悪いところは連射機能がついていないところか。連射機能は1ショットを何分か塚にして当てることができる機能で、その分肌へ優しくなるそうだ。デリケートゾーンはデリケートだしあまりバッチンバッチン行きたくないのは確かだ。では恒例の口コミ調査へ移る。
いい意見『【手入れのしやすさ】チャージスピードがとても速いです。エステの脱毛器並みに感じます。【いたわり度】レベル8で使用しています。刺激が無く、お肌に優しい感じがします。【効果】使用開始から2週間ほど経過しましたが、エステの脱毛と一緒で、スルスルと毛が抜け始めてます。【使いやすさ】チャージスピードがとても速いのでストレスを感じません。音が静かで深夜、お風呂上りに使ってます。【その他】バストケアが出来る点が購入のポイントでした。デザイン◎。』
悪い意見『肌テストをして肌を冷やしながら、最初はレベル3で脇と、ビキニラインに使いましたが出力が弱かったのか、イマイチ。時期をあけて、改めてレベル5で処理をしてみたら、ちょっと焦げたような臭いが一瞬出ましたが、剃ったあとの毛が、以前より柔らかくなった気がしました。時間をかけて、全身に使っていきたいです!』
悪い口コミがあまり見あたらなかった。効果はなかなかあるようだ。あと、やたら外観を褒める意見が多かった。色が綺麗だとかオシャレだとか、俺にはイマイチ重要性が感じられないが、売っていく上で女性用家電には重要なことなのかもしれん。

光脱毛器リサーチ センスエピ(ホーム・スキノベーションズ)編

脱毛方式:フラッシュ脱毛
脱毛可能部位:腋・背中・腕・指・腹・Vライン・脚・ヒゲ
照射面積:2.0cm×3.0cm
カートリッジ照射回数:750発
カートリッジ値段:5,250円
1ショットコスト:7円
チャージ秒数:約3.5秒~
照射レベル調整:5段階
連射機能:なし
痛みレベル:中
肌への負担:中
持ち手の重さ:240g

次はこの機種。39,800円と値段が安いのが特徴だな。ただ注目したいのはカートリッジの照射回数。750はおっそろしく少ない。1ショット単価が7円はランニングコストかかりすぎだ。もうこの時点で俺の中ではナシになるが、良いところを探してみると……。
独自の『肌色センサー』ってやつを搭載していて、各自の地の肌色を感知し、それにあわせて光の具合を自動的に調整してくれるらしい。これは色素沈着の強いであろうIO部分に使うとすると、心強い機能ではある。それから照射面積も2.0cm×3.0cmと地味に広い。それでショットのコスパ悪さをカバーしてるってところか。本体の安さ・範囲の広いショット・肌色センサーが売りだな。では口コミに移ろう。
いい意見『ひざとひざ下に使ってみました。結構剛毛、量も多いのですが、一回目、レベル1~2の使用で一ヶ月後にかなりまばらになりました!照射から数日間はいつもどおりのびてきたような感じだったのですが、いつの間にか抜け落ちて減った、という感じでした。照射面積が広いので足全体に使ってもとても楽です。数年前に他社のレーザー脱毛器を使ってみましたが、効果らしきものは感じられなかったので、こちらは抜群に効果アリで嬉しいです。』
悪い意見『あまり効果を感じない内に、カートリッジを使い切ってしまいました。
購入前にネットで見て思っていたよりもランニングコストが嵩みそうです。
狭い部分だけなら良いかもしれませんが、広い範囲には向いていないかも知れません。
これから購入される方は、そのあたりもよく考えてから購入した方が良いと思います。』
安い割りに効果はそこそこありそうだ。だが、案の定ランニングコストの悪さは否めない。VIO目的で買ってる人もそこそこいたが、肌色センサーがちょくちょくエラーを出すらしい。だが立ち上げ直せば問題なく使えるレベル。持ち手が意外と重いのもネック。

光脱毛器リサーチ ケノン(エムロック)編

脱毛方式:フラッシュ脱毛
脱毛可能部位:腋・背中・腕・指・腹・Vライン・脚・ヒゲ・眉
照射面積:2.0cm×3.5cm
カートリッジ照射回数:50,000発
カートリッジ値段:7,700円
1ショットコスト:0.15円
チャージ秒数:約2秒~
照射レベル調整:10段階
連射機能:6連射
痛みレベル:軽
肌への負担:軽
持ち手の重さ:120g

前述したイーモリジュの後継機。2012年7月には更なる改良型が発売され、カートリッジ照射回数が大幅アップした。照射面積の広さ、カートリッジの照射回数で他の追随を許さない圧倒的なコストパフォーマンスを誇る機種。さらに特筆すべきことは、デリケートゾーンや眉毛に使える「ピンセットタイプのツィーザー機能」が着いていることだ。光脱毛器の弱点として、目の回りには使えないというものがある。また肌の色素の濃い部分も向いていない。それをこのピンセットタイプの高周波脱毛器が補うということらしい。口コミを見る限り使い勝手はイマイチらしいが、それでもついているのといないのとでは大きな違いがある。効果を見るため口コミを検索してみた。
いい意見『脱毛器は安くは無い買い物なので迷いましたが、新製品で今現在の脱毛器の中で一番性能が良さそうなので、思い切って買いました。今日、脇と足にレベル10、シングルショットで照射しましたが、パチンとゴムで弾かれたような一瞬の痛みですみましたので、指、両脇、両足、チャージ時間もわずか5秒なので、一時間で終了しました。慣れてきたので試しに、乳輪、V、I、Oもレベル10、シングルショットで照射しましたが、色素が濃い所なので心配でしたが、他の場所より少し痛いかな程度の感じでしたので、私には、V、I、Oも大丈夫でした。もちろん照射前後は、保冷剤でしっかり冷やしてます。特にV、I、Oの脱毛は以前からの憧れ(笑)でしたので、本当に買って良かったです。まだ、一回目の照射なので、効果の程は分りませんが、期待できそうです。』
悪い意見『確かに、痛くはありませんが、太い毛には不向きです。 太い所をどうにかしたかったのに・・・・(涙)16日間の間に、5回照射しましたが、何の効果も見られません。』『購入後、こんなに金額が変動する事を知りました。数時間後、5000円程(ポイントとか含め)安くなっていてショック。たとえ商品が良くても会社の評価は低いかも。』VIOも平気だったという意見が嬉しくて掲載。あと、3回目あたりからするっと抜けるという意見が多かった。悪い意見は……16日で5回照射は短い上に多くねぇかな。他の意見を読む限り何ヶ月かかけて効果を見る商品みたいだが。あと、サービス価格商法が評判イマイチらしい。まぁこのあたりは買ったときの運次第だし、家電でも最安値をうまく狙うのは定石なので同じっちゃー同じだな。てな感じで、この商品の場合目立った悪い意見が少なかった。イーモリジュがおもちゃに思えるほど作りがしっかりしているという意見もあった。日本製ってトコもポイント高い。日本の美容家電万歳。

光脱毛器リサーチ イーモリジュ(エムテック)編

脱毛方式:フラッシュ脱毛
脱毛可能部位:腋・背中・腕・指・腹・Vライン・脚・ヒゲ
照射面積:1.5cm×2.9cm
カートリッジ照射回数:18,000発
カートリッジ値段:8,400円
1ショットコスト:0.47円
チャージ秒数:約3秒~8秒
照射レベル調整:10段階
連射機能:3連射
痛みレベル:軽
肌への負担:軽
持ち手の重さ:120g

2010年発売ということで少し前の機種。古い機種だから値崩れを起こしているかと思いきや、脱毛器においてはそういうことはないんだな。残念。今ではこの機種の後継機が発売されていて、そちらが主流になってはいるようだが、根強いファンもいるみたいだ。確かに一度買ったら元取るまで使い倒したくなる値段ではある。ただ、後継機「ケノン」と比べると「オート照射機能」が着いていない。カートリッジの形が1種類しかなく細かい場所が使いにくい。カートリッジの照射残量の表示カウンターが3段階のランプ表示しかなく細かな数字がわからない、なんかの点が劣っている。20回照射したらクールダウンのためしばらく停止するみたいな口コミも見たので、広い範囲をケアしようと思うといらつくかもしれん。次に、効果のほどを知るため、口コミを少し挙げてみよう。
いい意見『使い始めて1ヶ月が経ちました。約2週間ごとに合計3回ほど照射、今は元の3分の1程度に無駄毛が減ってきています。私の場合は、ポロッと抜けるというのではなく、気づいた時にはかなり減っている!という感じです。ずーっと長い間、男性並みの剛毛に悩んできましたがやっと開放されるのではないかと実感しておりますかなり高い買い物ではありましたが、効果が見え始めた今、買って良かったと思っています。』
悪い意見『購入から半年経ちました。根気よく使ってみましたが、まったく効果が見られません。今までサロンでムダ毛は半分以下になったのですが、通うのが面倒になり残りは自分で処理しようと購入したのですが。薄い毛も濃い毛もぜんぜん減りません。今はどこも安いので、この9万があればサロンで十分綺麗になれたと思います。後悔してます。』両極端過ぎてどっちやねん、と言いたくなるが、個人差が大きい商品であることは確かなんだろう。先が思いやられてきた……。
あとVゾーンのことを書いている口コミが少ない。肌色の濃い部分+デリケートな狭い範囲ってことで光脱毛は向いていないのか。だがエステだって光脱毛だ。もう少し調べてみたいところだな。

光脱毛器を調査してみた!光脱毛の仕組みとか。

今まで見たことないジャンルの家電なので、ここで一つ光脱毛器と呼ばれるものについておおざっぱな予習をしておきたいと思う。
まずその脱毛方式。
前述したが、強い光をあてることで、毛の黒色に熱を溜め込ませ、毛母細胞を破壊する方式。メーカーによりフラッシュ脱毛とかIPL脱毛とか呼び名は変わるが同じものを指していて、エステサロンで使われているものと同じ方法らしい。レーザー脱毛の場合はこの光が単一光に代わる。
効力としては光を当てた瞬間から毛が抜けるわけではなく、その後数日~2週間くらいして、スルッと毛が抜け始める。ただその効力を受ける毛は現在進行形に生き生きはえてる毛だけ。今にも抜けそうな毛や、毛が抜け終わって次の毛がスタンバイしてる毛穴だけの状態では効力がない。毛には生え替わるサイクルがあるため、休止中の毛や抜けそうな毛は部位にもよるが全体の半分近くはあると見ていい。次に生えてくるむだ毛予備軍ってところか。だからその予備軍がイキイキ生え始めたらまた攻撃。生え始めたらまた攻撃と、根気よく2週間に1回くらいずつフラッシュさせる必要がある。これはエステでも同じで、年6回コースとかそういう単位で施術が行われているのはこういう理由からなんだな。年6回も人前で紙パン履くつもりとか、ホントあいつは何を考えているのかともう一度問いただしてやりたい!
……話がそれたが、強力な光をフラッシュさせるということは、その照射部品には強い負担がかかるということだ。同じランプでずっと使えるものなのか?と思った俺の疑問は当たっていた。さすが俺、電化製品大好き男。光脱毛器の照射ランプ部分は決まった回数光らせると交換する必要があるらしい。これはどの商品もほぼそうなっている。ということは、この交換カートリッジの値段や照射回数なども機種選択における重要なファクトになるということだ。それから照射範囲。一回にこなせるエリアが広ければ広いほど、照射コストは安く済む。が、ただ広いだけでいいわけではない。狭い部分を的確に施術できる機能も欲しいところだ。
VIOゾーンの脱毛については、Vゾーンは問題なく行える機種がほとんどだが、IOゾーンに関してはさすがに制限が出てくる。エステでも際どすぎる部分までは色素の問題から光脱毛は断られることがあり、ニードル脱毛という針を刺して毛穴を攻撃する、無茶苦茶痛くて長い時間かかる方法が取られるらしい。脱毛器を使ってIOゾーンを攻略するには肌色の濃い部分に白めのファンデをこってり塗って出力を調整しつつ行う等、努力と創意工夫が必要となるみたいだ。
これらを踏まえ、最良の機種を探し出したいと思う。

人気脱毛器リサーチ。ノーノーヘア、ソイエ編

脱毛器でなくシェーバーらしいが、一番目にする機会も多い機種ということで、とにかく検証してみたい。
・ノーノーヘア(ヤーマン)29,800円
脱毛方式:サーミコン式
熱線が毛に触れるた瞬間むだ毛をカットするという独自方式。剃るよりも肌荒れが少なくて済む。が……、まぁ生えてくるだろ。上を焼き切ってるだけだから。確かに脱毛器じゃねーかも。安いしランニングコストも電気代だけで済む。軽い、持ち運び便利、と良いこともあるが、こと脱毛に関しては根本的な解決にはならないだろう。旅行とかにシェーバー代わりに持ってくにはオシャレでいいんじゃねーのって商品。抜くつもりない人にはいいかもしれん。

・ソイエ(パナソニック)最安価格11,588円
脱毛方式:ダブルディスク・やわ肌ガード
いや方式っていうか、これは本当に「抜いてる」んだな。二枚の回転部ディスクで毛をぴったり挟み込み、勢いづけて引き抜く。その際、上下の肌を押さえる部分によって皮膚が引っ張って伸ばされることなく毛だけが「シュピッ」と抜ける。……的な感じか。さらに最新機種は泡脱毛機能がついていて、風呂で泡まみれにして肌が柔らかくなったとこで、引っこ抜くことが可能らしい。……どちらにしても本気で引っこ抜く。確かに剃るより生えてくるのは遅くなりそうだが、どう考えてもまた生えてくるよな、これ。あと、こういう引っこ抜く形式だと「埋没毛」っていう皮膚の中で毛が伸びちゃう現象がよく起こるらしい。まぁムリクリ抜いてるもんなぁ。

確かにこれらじゃエステに対抗できる気がしないな。俺はもっと、出した瞬間「ステキ!抱いて!」くらい言われるレベルの脱毛器を探し出したい。本気だ。

脱毛器のおおざっぱな種類

てなわけで脱毛器について調べ始めてみた。
脱毛器と聞いて真っ先に思い出したのが、家電売り場のピンク色に染められた『美容コーナー』に置いてある器械だ。パナソニックのソイエや、ヤーマンのノーノーヘアはTVCMもしていたしよく見かける。んでその辺りを調べてみたんだが……、これって厳密に言えば脱毛器じゃないんだな。分類としては『女性用シェーバー』にあたるらしい。でも使い方を見てみると男性用シェーバーみたいに「剃る」ってのとは違うようだ。剃らないのにシェーバー。これいかに。女物の家電は謎がいっぱいだ。じゃホントの脱毛器はどこで買えてどんなものがあるのか……。検索を掛けてみると『フラッシュ脱毛器』『家庭用レーザー脱毛器』などがヒットした。主に通販で買えるらしい。
これらの脱毛器はエステやクリニックで使われている『光脱毛』や『レーザー脱毛』方式を取り入れたもので、シェーバーってわけではないようだ。
『光脱毛』ってのは、強い光をフラッシュさせ、毛にだけ反応する光の波長をフィルターによって取り出し、毛の黒色に溜め込ませてその熱で根っこの細胞を焼いて毛を駆逐する方式。フラッシュ脱毛とかIPL脱毛ってのも同じものを指すらしい。主にエステサロンで行われている。
『レーザー脱毛』は黒や茶にだけ反応する選択的単一光を毛に照射し、同じく熱で根っこの細胞を壊す。これは光脱毛より強力で、レーザーの扱いは医師にしか許されていないそうだ。家庭用のものは出力を弱めてあるので販売が許可されているとか。
どちらにしても毛の色素に反応させ熱で毛母細胞を焼くのは同じってところを見ると、この方式が今のところ一番効果が高くて安全性もあるんだろう。
となると家庭用においても同じ方式を使ってるやつがベストだな。とにかく、目に付く機種を一つ一つ調べてみることにする。

女はなぜVIOラインの脱毛とか気にするのか。

最近彼女がバイトを増やすと言い出した。ただでさえレポートだ就活だと忙しくてなかなか会えないのに、なんだってこれ以上時間を削るのか!俺との時間は大事じゃないのか!なんて言うと、それもこれもアンタのタメじゃんと言われた。意味がわからん。んで、よくよく聞いてみると「脱毛してすべすべになった方があんたもいいでしょ」だと。そりゃスベスベは悪くないが、今でも十分だぞと言うと「VIOとかも綺麗にしたいの」と言われた。VIO?なんだそれは。初めて聞く略称だ。ヨーグルトの銘柄しか思い浮かばん。そんな俺にあいつは言った。「下のデリケートゾーンの毛のことだって!」……ようするにあれか。いん……と言いかけたところで張り倒された俺。かわいそう。
彼女はどうやらエステで下の毛をどうこうしようと目論み、その為の資金を稼ごうとしていたらしい。てかそんなの剃ればいいだろ!と言えば「チクチクするの嫌でしょ」と言われる。てか、俺的にはチクチク以前に、彼女が知らない人間にそんなトコの毛を抜かせる行為がありえねー!たとえその相手が女でもダメだ。そもそもVはビキニライン。Iはあそこゾーン。Oは肛門周り。の略だそうです。……VIO。ダメ。絶対。つかそもそも世間ではエステやマッサージが舞台になってるAVが溢れていることをおまえは知らんのか!と常識を教えてやると「キモっ、そんなの見てたの!?最低!変態!」と、俺、酷い言われよう。挙げ句にケンカになって久々の焼き肉デートは幕を閉じた。
家電マニアの俺に言わせれば、そんなとこに高い金払って行かなくても電気屋で売ってる『美容家電』とか言うヤツで十分じゃないのかと思うんだがどーなんだ。そんなわけで俺はあいつのVIOテロを阻止するため、家電マニアの本領を発揮させ、もっと安くて安全で、且つ人前でとんでもないカッコしなくていい(←ここ重要)脱毛器を探求することに決めたのだった。世の淑女諸君は参考にして欲しい。てかあいつは「ごめ~ん。今日サロン予約日だから。」とか言いたいだけなんだって絶対!